今年前半のモンゴル国観光事情

モンゴル国のWebサイトMedee.MNによれば、モンゴル国では、今年に入ってから6月20日までに223,680人の観光客が訪れた。そのうち、ロシアから110,529人、中国から41,138人、韓国から26,820人が訪れており、全体の約80%を占めている。日本人客は5,809人で2.6%を占めている。

観光シーズンはこれかたなので、この数字は激増することが予測できる。この数字には観光ではなく、ビジネス目的の入国者も含まれている可能性もある。モンゴル国は観光立国の可能性を大いに秘めている。

 

*写真は上記サイトより転載。

文責:B@B

青海省モンゴル族青年が魯迅文学賞を受賞

2022年11月20日、第八回魯迅文学賞表彰式が北京で開催された。

魯迅文学賞は、中國における最高文学賞の一つで、三年に一度選考され、受賞者が決まる。1995年に設けられ、今年で八回目となる。

第八回魯迅文学賞の受賞者は青海省出身のモンゴル族作家ソノムツレン氏で、受賞作品は中編小説『荒原にて』である。羊飼いだったというソノムツレン氏は羊の放牧をしながら草原でぼうっと過ごす日々が続いたが、ある日を境に小説を読むことになり、次第に読書が増えて、小説を書くようになったとユニークな経歴を語った。

モンゴル族青年が中国文学の最高峰に輝くことはモンゴル民族の誇りである。万里一空の境地を目指して、努力を重ねることの大切さを改めて教えてくれた気がする。心からお祝いを申しあげたい。

文責:B@B

一日一諺3

今日の諺は他人の悪口を言うことを戒めたもの。
直訳すれば、次の通りだ。
   他人の悪口を言えば自分に
   フキタンポポを食えば奥歯に
   хүн хэлбэл өөрт хүнцэл идвэл араанд
  Хүнцэл(フンツェル)とは、フキタンポポのことかと思うが、元々は薬草として利用されたが、肝臓などへの有害物が含まれているので、今は禁止されているようだ。
  他人の悪口をすれば、その報いは必ず自分に返ってくる、フキタンポポを食えば毒が奥歯から染みてくるという。日本語の「身から出た錆」「自業自得」「自縄自縛」という諺や四字熟語に当たるだろう。
  どこにも通用する諺である。
                    文責  B@B