青海省モンゴル族青年が魯迅文学賞を受賞

2022年11月20日、第八回魯迅文学賞表彰式が北京で開催された。

魯迅文学賞は、中國における最高文学賞の一つで、三年に一度選考され、受賞者が決まる。1995年に設けられ、今年で八回目となる。

第八回魯迅文学賞の受賞者は青海省出身のモンゴル族作家ソノムツレン氏で、受賞作品は中編小説『荒原にて』である。羊飼いだったというソノムツレン氏は羊の放牧をしながら草原でぼうっと過ごす日々が続いたが、ある日を境に小説を読むことになり、次第に読書が増えて、小説を書くようになったとユニークな経歴を語った。

モンゴル族青年が中国文学の最高峰に輝くことはモンゴル民族の誇りである。万里一空の境地を目指して、努力を重ねることの大切さを改めて教えてくれた気がする。心からお祝いを申しあげたい。

文責:B@B

一日一諺3

今日の諺は他人の悪口を言うことを戒めたもの。
直訳すれば、次の通りだ。
   他人の悪口を言えば自分に
   フキタンポポを食えば奥歯に
   хүн хэлбэл өөрт хүнцэл идвэл араанд
  Хүнцэл(フンツェル)とは、フキタンポポのことかと思うが、元々は薬草として利用されたが、肝臓などへの有害物が含まれているので、今は禁止されているようだ。
  他人の悪口をすれば、その報いは必ず自分に返ってくる、フキタンポポを食えば毒が奥歯から染みてくるという。日本語の「身から出た錆」「自業自得」「自縄自縛」という諺や四字熟語に当たるだろう。
  どこにも通用する諺である。
                    文責  B@B

モンゴル国大ナーダムは来年まで延期決定

ウランバートル/MONTSAMモンゴル電信/

政府は今日臨時会議を開き、今年の国家祭典=大ダーナムを来年まで延期することを決定。これに関し、首相官邸報道官Ch・ボロルトヤーは次のように述べた。

「政府は以前の会議で国家大ナーダムをオンライン開催することを決定した。しかし、健康省(厚生省相当―訳者注)および関係機関の推定によると、国家大ナーダムを開催すれば12000人が集まり、3000人ほどがコロナ感染のリスクがあったという結果が出たので、今年の大ナーダムの延期を決定した」。

各アイマグ、ソムのナーダムも同じ一年間延期となり、それによって節約される費用を医療機関に回すことになった。しかし、7月10―19日を全国で連休とする決定はそのままとした。つまり、従来大ナーダムでは5日間の連休が設けられていたが、政府は法律に基づき、今月16日金曜日の営業日を24日に振り替えて、9連休とする決定を出している。

国家大ナーダムの開催予算はウランバートル市長が振り当てる。合計35億トグルグ`の予算である。その予算の25%を文化、芸術の演出に使い、フイ・ドローン・ホドグ(競馬のゴール地点が設けられ草原)で開催される大ナーダムのオンライン中継の準備、エンターテインメント演出の作成費に充てる。それらの作業は完成に近づいており、現在どのぐらいの費用が掛かったのかは計算できていない。現在すでに完成の動画は今月11―13日国民に視聴してもらう予定である。

文責 B@B

出典:https://montsame.mn/jp/read/268853(7月3日付)により概訳。