NARMAIモンゴル副理事長奥田氏がモンゴル国友好勲章叙勲

 弊法人副理事長の奥田進一氏(拓殖大学教授)が、2023年11月25日にモンゴル国大統領よりモンゴル国友好勲章(ナイラムダルメダル)を、ウランバートル市外務省において授章された。授章理由は、奥田氏が2006年以降継続してきた、モンゴル国および中国内モンゴルでの砂漠化防止のための植林活動に対する貢献である。

『共有資源管理利用の法制度』(成文堂、2019年)など著書多数。今回の名誉ある賞以外に、日本国内では、「日本不動産学会著作賞(学術部門)」(2019年度、公益社団法人日本不動産学会)、平成25年度河川整備基金助成事業優秀成果賞(財団法人河川財団、2016年4月)を受賞している。

氏の受賞は弊財団の誇りである。心よりお祝い申し上げる次第である。さらになるご活躍に期待したい。

文責:B@B

 

日本モンゴル名称万覚帳その十七(柿)

秋の味覚の代表格と言えば、なんと言っても柿だ。来日中の義理の両親は内モンゴルにはないと言っては美味しく食べている。内モンゴルでは冬になると冷凍柿が市場に出回り、それをよく買って食べていた記憶がある。食べると言うよりも吸っていたと言う表現が妥当であるかもしれない。

ところで、モンゴル語で、柿のことをshavtal(シャブタル)と言い、干し柿のことをイルジゲン・チヘ、直訳すれば「驢馬の耳」と言う。モンゴル語のインターネットを見ると、両者を混同しているように思われる。

何で干し柿が「驢馬の耳」になったのかは不明だが、モンゴルの諺に「聞き耳を持たない」ことを「驢馬の耳に金貨を入れても振る、アルガル(乾燥牛糞)を入れても振る」と言うのがある。驢馬のようにならないように「ちゃんと聞く耳を持ちなさい」と言う先祖の戒めなのかもしれない、と勝手に解釈しておこう。

文責:B@B

日本モンゴル名称万覚帳その十六(彼岸花)

秋を感じさせる花と言えば、彼岸花。筆者の居住地より近いところに500万本も咲き誇る景観で有名な「巾着田曼珠沙華まつり」(埼玉県日高市観光協会主催)が開催中で、今週末に家族連れで見に行く予定だ。

ところで、この彼岸花はモンゴル語で、Ulaan aalz saraanaと呼ばれている。直訳すれば、「赤い蜘蛛の百合」である。同じ意味の英語のRed Spider Lilyの訳から来ただろうか。この花はきれいで、つい見取られてしまうが、毒があるそうなので、鑑賞する際は気をつけよう。

昨年この頃こんな駄句を書いたのを覚えている。ご笑覧ください。

彼岸花口紅の如く心惑わす

文責 B@B