国際シンポジウム「先住権としての川でサケを獲る権利」を後援団体として支援!

2023年5月26日~5月28日に、北海道十勝郡浦幌町で開催された国際シンポジウム「先住権としての川でサケを獲る権利」(主催:ラポロアイヌネーション)に対して、弊法人が後援団体として支援し、副理事長の奥田進一が参加しました。本シンポジウムは、現在札幌地裁に係属中のアイヌ民族の先住権に基づくサケ捕獲の可否を問う裁判に関係して、浦幌町に居住するアイヌ民族集団である原告であるラポロアイヌネーションが主催しました。シンポには、台湾のアミ族、タオ族及びセデック族、オーストラリアのアボリジニ、アメリカのチョクトー族、カナダのハイダ族、フィンランドのサーミ族の代表者が招聘され、各民族がその先住権を当該国政府との間でどのように確立したのか、また裁判闘争においてはどのような課題を克服したのかについて、2日間にわたって講演が行われ、その後のパネルディスカッションでは会場からも多くの質問が投げかけられました。なお、本シンポジウムの総括として、世界の先住民族が連携し、連帯して、この共通課題である先住民族の権利の回復のために闘うことの重要性を認識し、共同して2023年11月30日に「ラポロ宣言」が発表されました。