モンゴル国大ナーダムは来年まで延期決定

ウランバートル/MONTSAMモンゴル電信/

政府は今日臨時会議を開き、今年の国家祭典=大ダーナムを来年まで延期することを決定。これに関し、首相官邸報道官Ch・ボロルトヤーは次のように述べた。

「政府は以前の会議で国家大ナーダムをオンライン開催することを決定した。しかし、健康省(厚生省相当―訳者注)および関係機関の推定によると、国家大ナーダムを開催すれば12000人が集まり、3000人ほどがコロナ感染のリスクがあったという結果が出たので、今年の大ナーダムの延期を決定した」。

各アイマグ、ソムのナーダムも同じ一年間延期となり、それによって節約される費用を医療機関に回すことになった。しかし、7月10―19日を全国で連休とする決定はそのままとした。つまり、従来大ナーダムでは5日間の連休が設けられていたが、政府は法律に基づき、今月16日金曜日の営業日を24日に振り替えて、9連休とする決定を出している。

国家大ナーダムの開催予算はウランバートル市長が振り当てる。合計35億トグルグ`の予算である。その予算の25%を文化、芸術の演出に使い、フイ・ドローン・ホドグ(競馬のゴール地点が設けられ草原)で開催される大ナーダムのオンライン中継の準備、エンターテインメント演出の作成費に充てる。それらの作業は完成に近づいており、現在どのぐらいの費用が掛かったのかは計算できていない。現在すでに完成の動画は今月11―13日国民に視聴してもらう予定である。

文責 B@B

出典:https://montsame.mn/jp/read/268853(7月3日付)により概訳。

モンゴル国コロナ感染者数は5186人

モンゴル国保健省:10049人にPCR検査を実施、新たに210人のコロナ感染確認(2021.03.22配信)

モンゴル国立伝染病研究センターのE.テムーリン所長によると、直近24時間内に10049人に対してPCR検査を行い、210人の新規感染が確認された。そのうち184人は濃厚接触による感染で、25人の感染経路については調査中であるという。

現在モンゴル全国のコロナ感染者数は5186人となった。
現在治療を受けている感染者のうち、軽症患者が1209人、やや重症が180人、重症が15人、非常に重症が3人であるという。

文責:B@B

情報源:https://medee.mn/p/15754より概訳。

 

内モンゴルの砂絵画家アルタンビルグさん

  先日、WECHATグループで、内モンゴル出身の砂絵画家アルタンビルグさん(27歳)の作品を目にし、感銘を受けた。氏はシリンゴル盟ショローン・フフ・ホショー(正蘭旗)出身。2009年に地元のホランシャラグというところで天然色の砂を発見し、砂絵技法を発案した。2012年、ホランシャラグ・ダーギーン・エルス(中国語表記は渾善達克沙画)美術館を創設し、館長を勤める。今日までに2000点の砂絵作品を作成。弟子の数180名余に達している。全国および全自治区における工芸美術コンテストで金銀銅メダルを多数獲得。個展や書物の刊行等多彩な活動を繰り広げている。

アルタンビルグさんによれば、砂絵は、2センチメートルの板に接着剤を塗り付け、その上に黒、白、黄、灰色など十数種類の天然色砂を入念に振りかけて完成させるという。作品の色はいつまでも褪せることなく、自然に優しい優れた美術品になる。彼の作品は砂漠を美術品として蘇らせて、伝統性と現代性を見事に結合させた独特の美術作品として好評を得ている。

内モンゴル飯店は彼の4m×5mのコトカケヤナギの森の砂絵は全国最大の砂絵として認められ、現在、内モンゴル飯店が300万円ほどの高額で購入し、飯店内で飾っているという。以下詩の砂絵作品を三点ほどご紹介したい。 文責:B@B