第一回モンゴル語・日本語弁論大会は成功裏に終了

一般財団法人NARMAIモンゴル主催の「第一回モンゴル語・日本語弁論大会」は、11月24日(於東京大学)成功裏に終了。本大会は、それぞれ母語としない言語でスピーチすることによって、言葉の面白さを知り、さらに日本モンゴル文化交流を図ろうとするものであった。

弁論大会は、三部構成で行われた。第一部は、モンゴル人留学生による日本語スピーチ(日本語部門)で、第二部は、日本人によるモンゴル語スピーチ(モンゴル語部門)であり、第三部は、在日モンゴル子どもたちによるスピーチと詩吟(子ども部門)である。

まず、NARMAIモンゴルのサインチョグト理事長より開会のあいさつに立ち、法人の目的や海外で活動する意義などについて熱弁をふるった。その後審査委員長富川力道(日本ウェルネススポーツ大学教授、NARMAIモンゴル常務理事)より審査員および審査基準を紹介した。牧原創一(モンゴル国文化教育大学理事長)、呉人徳司(東京外国語大学AA研教授)、ハスバートル(モンゴル民族文化基金理事長)、五十嵐優(東京国際知識院理事長)らによる真剣な審査の結果、各部の入賞者は次のとおり決まった。

第一部(日本語部門)

優勝    ダンバ・ガンフレル(中央大学、モンゴル国)

テーマ:「優秀な学生」

準優勝   エンフレン(中学生、モンゴル国)

テーマ:「わたしは13歳」

三位    オユンオルゲル (ヨシダ日本語学院、内モンゴル)

ムングンチメグ (帝京大学、内モンゴル)

第二部(モンゴル語部門)

優勝    宇野浩人     大阪大学

準優勝   高津有希     東京外国語大学

三位    宮崎みゆき    駒澤大学

残念ながら入賞されなかった留学生や、天使のような子どもたちには努力賞が贈られた。

孫の世話をするために内モンゴルから日本に来ているというハスさんは「はじめて参加して感動した。みんな頑張っていることがよく伝わってきたし、日本の方々のモンゴル語がうまく、モンゴル文化を大切にしていただいてうれしかった」と感想を述べた。来場者からは「とてもよかった。東京大学という会場が魅力的だった」などの感想が寄せられた。

今回の弁論大会はNARMAIモンゴルの常務理事タムジャブの提案で開催され、大勢の方々のご協力を得て、無事に終了できたと謝している。

はるばる大阪、三重、茨城から参加され、とりわけ子供たちが大勢参加したことで本大会がさらに意義あるイベントになったのではないと考えている。参加者の皆様、審査員の皆様と司会のツァガナーさん、そして会場提供にご協力いただいたエルデニフーさん、ご来場の皆様には心よりお礼を申し上げたい。   文責:B@B

写真(上) 日本語部門で優勝したガンフレルと賞状を手渡したNARMAIモンゴルのサインチョグト理事長

写真(下) 入賞者と弁論大会関係者ら

 

Reaxys Prize ファイナリストに内モンゴルのツォルモン博士

   毎年行われる、恒例のReaxys Prize 2017に世界中から400件以上の強者が応募し、最終候補者(フィナリスト)45名が決まったという。その中に現在名古屋大学で研究活動を行っている内モンゴル出身のツォルモン(朝魯門博士(村田研究室)が名を連ねている。

  Reaxys PhD Prizeとは、有機化学・無機錯体分野の博士課程の学生もしくは博士取得後の1年以内の方が対象の国際賞である。

ツォルモン博士は、1984年生まれ、内モンゴル自治区赤峰市アルホルチン旗ホント鎮出身で、有機化学分野における研究で、世界的に注目されている。われわれモンゴル人として誇るべき快挙である。

                                                                            文責:B@B

 

情報源:

https://www.chem-station.com/blog/2017/07/reaxys-prize-2017finalists.html

http://mp.weixin.qq.com(蒙古丽人)