第四回ゴールデンベルト国際ブフ大会開催

 2017年11月18日、内モンゴル自治区オルドス市で、第四回ゴールデンベルト国際ブフ大会が開催された。同大会は内モンゴルスタイルのブフで競技しているが、前3回ともモンゴル国の力士が優勝しているので、内モンゴルの力士がゴールデンベルトを奪い返すことができるかどうか注目されていた。大会には中国、モンゴル国、ロシア、カナダなどからの256名の力士参加。いうまでもなく内モンゴルは最強陣営で臨んでいるが、モンゴル国からはバトソーリ、ブレントゥグス、プレブダガワーなど国家アルスラン称号力士(国家ナーダムの王者)が出場している。ブフの国際大会としては最高レベルであろう。各国のつわものたちの激しい戦いが繰り広げられるだろうとブフファンはワクワクしながら待ち侘びていた。

大会では、内モンゴル自治区シリンゴル盟西ウジュムチン旗出身のダライ・アバラガ(横綱)・ツァガーンザーンが優勝し、赤峰市西バイリン旗出身の横綱ゲゲレフが準優勝となった。モンゴル国の力士たちは準々決勝ですべて姿を消す結果となった。優勝賞金は、6万人民元(訳100万円)と純金150グラム入りのゴールデンベルトである。

  この大会の創立者は、北京世紀猛駿国際文化伝播(メディア)有限会社の社長で、内モンゴル自治区赤峰市西バイリン旗出身のトグトホバートル氏である。氏は、ブフという素晴らしい伝統文化を守り、発展させたいと熱く語った。

写真上 四代目チャンピオン・ツァガーンザーン

写真下 同大会創設者トグトホバートル氏

文責:B@B

 

D・ソミヤーにモンゴル国労働英雄賞を授与

     2017年11月1日、モンゴル国大統領令により、モンゴル国柔道家、リオデジャネイロ・オリンピック柔道57㎏級女子柔道銀メダリスト・D・ソミヤーに国家最高栄誉賞であるモンゴル国労働英雄賞をバトトゥルガ大統領が自ら授与した。D・ソミヤーは、1991年にウブス県バローントローン郡で生まれ、2005年から柔道の道を歩んだ。2015年ユニバーシアード金メダル(韓国・光州)、2016年アジア柔道選手権大会金メダル(ウズベキスタン)、2012―2014年世界サンボ選手権大会三連覇、2017年世界柔道選手権大会金メダル(ハンガリー・ブダペスト市)など数々の輝かしい業績を残している。

  彼女は受賞の喜びをこう語った。「国家最高賞である労働英雄賞を受賞でき、心より感謝している。この受賞は、わたしの13年間の努力に対する国家及び政府の高い評価であり、激励であると思う」。

なお男子柔道世界ランキング三位で、2017年世界柔道選手権大会銅メダリスト、グランドスラム優勝など国際柔道大会で数々の優れた業績を残した、G・オドバヤルにモンゴル国スポーツ勲章を授与した。 文責:B@B

 

情報源:http://news.gogo.mn/  その他

D・ウリヤンハイ氏がアジア最高詩歌賞を受賞

  モンゴル国の著名な詩人、ダムディンスレン・ウリヤンハイ氏は、このほど”現代アジア最優秀詩人”(直訳)という名誉ある賞の最初の受賞者となった。氏は、モンゴル国詩歌最高賞BOLOR(水晶)杯最優秀賞受賞者、世界芸術文化アカデミー常務委員、文学博士、モンゴル国哲学協会会長でもある。

モンゴル国ASSAサイトによると、この活動はソウルに事務所を置くアジア文学基金(直訳)の提唱により行われたという。中国、日本、モンゴル、イランの4カ国から各一人の詩人を選び、作品を英語と韓国語に翻訳して、選考委により選出。D・ウリヤンハイ氏はイギリス、フランス、韓国の審査員によって満場一致で選らばれた。急速な変化を遂げる世界や人々の生活現象を伝統と革新の狭間で詩的言葉で完璧なまでに表現したことが受賞の理由。

同賞は、その審査、組織、賞金の面から言って、ノーベル文学賞に匹敵すると関係者は話している。氏の作品はヨーロッパでも高い評価を得ており、モンゴル民族初のノーベル文学賞の受賞も夢ではなかろう。 文責 B@B