モンゴル警察、検察が麻薬を一斉取り締まる

 2017年11月.17日付IKONサイトによれば、モンゴル国首都検察庁、刑事警察庁麻薬取締局が合同摘発を実施し、中華人民共和国から麻薬及び向精神薬を輸入または使用した被疑者らを現行犯逮捕したと伝えた。     捜査によれば、23~25歳のE.G.Mらの被疑者をバヤンズルフ区内で逮捕し、身体または手荷物を調べたところ、麻薬及び向精神薬を発見。また上記被疑者らは逮捕時に麻薬及び向精神薬を使用していたことが検出で明らかになった。     警察側の情報によると、2017年11月現在の状況で、この類の532件429人にかかわる181の事件を捜査し、311件270人にかかわる112の事件で起訴する方針を決めている。【S.Badral】

モンゴルでは、いままで有名人らの麻薬使用や逮捕も伝えられているが、一般人による組織的な麻薬輸入および摘発はあまり聞かれない。徹底して麻薬を根絶しなければならない。        文責: B@B( 和訳・編集)

 

出典: http://ikon.mn/

蒼国来が十両優勝

  大相撲における、唯一の内モンゴル出身の力士、それが蒼国来(本名、エンヘトゥブシン、ウランハダ市バイリン右旗出身)である。九州場所13日目に、実力の差を見せつけて12勝目を挙げ、千秋楽を待たずに十両初優勝を果たした。33歳10カ月での十両優勝は戦後7番目の高齢記録になったそうである。腰痛などで十分な稽古ができずに、7月場所に十両七枚目まで番付を下げていた。今場所前に「体調は万全だ、稽古もよくできた」と関係者に話していた。

 これで幕内復帰も有力。スポーツ新聞によれば「もう1回、三役に挑戦したい」と目を輝かせていたという蒼国来。2003年6月荒潮部屋入門。三段目優勝1回 (2007年5月場所)、序ノ口優勝1回 (2003年11月場所)、技能賞1回(2017年1月場所)。特に2017年3月場所三日目、結びで横綱日馬富士からもぎ取った金星はいまでも印象に残っている。

 実生活の中では温厚篤実な蒼国来だが、土俵の上では大胆不敵である。さらなる活躍に期待したい。     文責:B@B

*写真は、荒潮部屋ホームページから拝借。

柔道家ナイディン・トゥブシンバヤルがチンギス・ハーン勲章を受章

11月19日、午前、モンゴル国政府宮殿でモンゴル国労働英雄賞受賞者で、柔道家のナイディン・トゥブシンバヤル氏(33歳)が聖主チンギス・ハーン生誕の日に11人目のチンギス・ハーン勲章受賞者として、バトトラガ大統領より表彰された。       N・トゥブシンバヤル氏は、1984年6月1日、ボルガン県サイハン郡で生まれた。2006年から国家強化チーム柔道選手に選ばれで以降、世界へ舞台を移した。2008年北京オリンピックで柔道100kg級で金メダルを獲得し、モンゴル国最初の金メダリストとなった。主な業績を並べると、ロンドンオリンピック銀メダリスト(2012)、仁川アジア大会金メダリスト(2014)、柔道グランプリ・青島金メダリスト(2016)、柔道世界選手権大会銅メダリスト(2017)など、世界トップ選手である。その絶え間ない努力と輝かしい業績がモンゴル国民に喜びと勇気を与え続け、モンゴルという名を世界に轟かせたのが受章の理由である。氏はブフでも国家ザーン称号を持っている。

       チンギス・ハーン勲章はモンゴル国の最高級国家勲章である。2002年に三代目大統領バガバンディが提唱し、国家大会議で採択されている。国家の独立と主権、民族結束力の強化、国の歴史、文化に対する研究、また次世代への継承、海外における宣伝事業に貢献し、特別な功績をあげた国民に対し、2005年から毎年国家大ナーダムの開催時に授与してきた。     2012年からモンゴル国科学アカデミーの論考及びエルベグドルジ大統領令により、聖主チンギス・ハーン生誕の日、つまり陰暦の冬季最初の月の一日を「モンゴル誇りの日」として祝祭日に制定した。そしてこの日にチンギス・ハーン勲章を授与することが恒例化となった。今年は11月19日がチンギス・ハーン生誕の日に当たる。

        チンギス・ハーン勲章受章者は次の特別待遇を受けられる。つまり、次期チンギス・ハーン勲章の授与式、国家大ナーダム、祝祭日や旧正月に催される国家行事に招待されること、 毎年開催されるチンギス・ハーン生誕の日に大統領より記念品を贈呈、大統領の外国への公式訪問の訪問団構成員になること。

歴代受章者は下記の通りである。

2005年  モンゴル国初代大統領P.オチルバト

2006年  国家勲章受章者作曲家B.シャラブら

2007年、2008年は中止

2009年  モンゴル国首相D.ビャンブスレン

2010年  国家、社会功労者R.ゴンチグドルジ

2011年  モンゴル国大統領N.バガバンディ

2012年  大会議(国会)議員D.デンブレル

2013年  モンゴル国首相D.ソドノム

2014年  著名な研究家、物理学者Kh.ナムスライ

2015年  モンゴル国文化功労者、文学者、詩人G.メンドオーヨー

2016年  モンゴル国演劇功労者、オペラ歌手G.アリョーンバータル

2017年  モンゴル国労働英雄賞受賞者、柔道家N.トゥブシンバヤル

文責:B@B

 

出典:http://ikon.mn/n/15la