柔道家ナイディン・トゥブシンバヤルがチンギス・ハーン勲章を受章

11月19日、午前、モンゴル国政府宮殿でモンゴル国労働英雄賞受賞者で、柔道家のナイディン・トゥブシンバヤル氏(33歳)が聖主チンギス・ハーン生誕の日に11人目のチンギス・ハーン勲章受賞者として、バトトラガ大統領より表彰された。       N・トゥブシンバヤル氏は、1984年6月1日、ボルガン県サイハン郡で生まれた。2006年から国家強化チーム柔道選手に選ばれで以降、世界へ舞台を移した。2008年北京オリンピックで柔道100kg級で金メダルを獲得し、モンゴル国最初の金メダリストとなった。主な業績を並べると、ロンドンオリンピック銀メダリスト(2012)、仁川アジア大会金メダリスト(2014)、柔道グランプリ・青島金メダリスト(2016)、柔道世界選手権大会銅メダリスト(2017)など、世界トップ選手である。その絶え間ない努力と輝かしい業績がモンゴル国民に喜びと勇気を与え続け、モンゴルという名を世界に轟かせたのが受章の理由である。氏はブフでも国家ザーン称号を持っている。

       チンギス・ハーン勲章はモンゴル国の最高級国家勲章である。2002年に三代目大統領バガバンディが提唱し、国家大会議で採択されている。国家の独立と主権、民族結束力の強化、国の歴史、文化に対する研究、また次世代への継承、海外における宣伝事業に貢献し、特別な功績をあげた国民に対し、2005年から毎年国家大ナーダムの開催時に授与してきた。     2012年からモンゴル国科学アカデミーの論考及びエルベグドルジ大統領令により、聖主チンギス・ハーン生誕の日、つまり陰暦の冬季最初の月の一日を「モンゴル誇りの日」として祝祭日に制定した。そしてこの日にチンギス・ハーン勲章を授与することが恒例化となった。今年は11月19日がチンギス・ハーン生誕の日に当たる。

        チンギス・ハーン勲章受章者は次の特別待遇を受けられる。つまり、次期チンギス・ハーン勲章の授与式、国家大ナーダム、祝祭日や旧正月に催される国家行事に招待されること、 毎年開催されるチンギス・ハーン生誕の日に大統領より記念品を贈呈、大統領の外国への公式訪問の訪問団構成員になること。

歴代受章者は下記の通りである。

2005年  モンゴル国初代大統領P.オチルバト

2006年  国家勲章受章者作曲家B.シャラブら

2007年、2008年は中止

2009年  モンゴル国首相D.ビャンブスレン

2010年  国家、社会功労者R.ゴンチグドルジ

2011年  モンゴル国大統領N.バガバンディ

2012年  大会議(国会)議員D.デンブレル

2013年  モンゴル国首相D.ソドノム

2014年  著名な研究家、物理学者Kh.ナムスライ

2015年  モンゴル国文化功労者、文学者、詩人G.メンドオーヨー

2016年  モンゴル国演劇功労者、オペラ歌手G.アリョーンバータル

2017年  モンゴル国労働英雄賞受賞者、柔道家N.トゥブシンバヤル

文責:B@B

 

出典:http://ikon.mn/n/15la