日本モンゴル名称万覚帳その十四(三角カタバミ)

6月23名日午後、息子の忘れ物を取りに小学校に行ったら、その玄関近くの地植えに偶然にも三角カタバミを見かけ、嬉しくなった。同じ仲間であろうイモカタバミはよく見かけるが、意外にも身近な場所で咲いていたのだ。おそらくこれまで気付いていなかったと思う。

モンゴル語では、オンターヘー・ハタン(untaakhai khatan)と呼ぶ。直訳すれば、「眠れる夫人」という意味である。かわいらしい淡いピンク色の花を咲かせる。調べてみると、学名がオキザリス・トリアングラリスだそうで、葉は日が当たると開き、夜間は閉じるという。モンゴルでは幸運を呼ぶ花として知られ、部屋の中でも鑑賞用に育ている家が増えているようだ。

モンゴル語の名称は非常に演劇的な表現で、想像の世界が広がる。

      文責:B@B