日本モンゴル植物名称万覚帳―その三(銀杏)

1966年(昭和41年)11月14日、都民投票で「イチョウ(銀杏)」が「東京の木」に決定し、発表された。東京の黄葉スポットである明治神宮外苑イチョウ並木は300メートルも続く、「黄金ロード」としてあまりにも有名である。

ところで、「いちょう(銀杏)」はモンゴル語で「мөнгөн гүйлс」と言う(写真をご参照)。ちなみに大相撲の関取が結う髷は大銀杏と言われるが、髷の先端が銀杏の葉に似ていることに由来している。

日本でよく見かける「銀杏の木」。モンゴル語でもその名称はしっかり覚えておこう。身近なものの名称をモンゴル語で考える習慣を身につけることはモンゴル語の保護・伝承にもつながっていく。

                           文責:B@B