TS・ダムディンスレン銅像の除幕式が行われる

5月5日、モンゴル国大統領の提唱により、首都ウランバートル市内にある国立テーマパークで、国民作家、三度の国家勲章受章者、啓蒙思想家、教育家、学者、翻訳家である故TS・ダムディンスレン氏(1808-1986)の銅像の除幕式が盛大に行われた。銅像は高さ3.5メートルで、民族衣装を着て、左手に著書を、右手にペンを持った、芸術的な座像となっている。

氏の銅像は、首都ウランバートル市建市380周年記念活動の一環であり、また氏の生誕111周年記念として建てられた。除幕式には多くの政府や市の高官たちが参列した。あいさつに立ったウランバートル市長S・アマルサイハン氏は「われわれはTS・ダムディンスレン氏の銅像を建てるだけではなく、氏の偉業を若い世代に伝えてきたい」と述べた。

TS・ダムディンスレン氏は、『モンゴル秘史』の現代語訳、『モンゴル文学100選』など輝かしい業績を残す一方で、旧ソ連の影響を受けてモンゴル伝統的縦文字をキリル文字表記法で転写する方法を考案した。それは1946年から現在までモンゴル国の公式文字として使用されている。TS・ダムディンスレン氏は晩年にはそれを自分の生涯における唯一の「大罪」であると自省していたという。近年伝統的縦モンゴル文字を復活させようとする動きも活発である。

                   文責:B@B

 

同記事は https://zasag.mn/news/view/22489により編集したものである。

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      令和元年5月25日

一般社団法人NARMAIモンゴル

理事長  高橋 セン