モンゴル国ブフ連盟新会長誕生

 5月29日、ウランバートル市にてモンゴル国家ブフ連盟の定例会が行われ、新しい会長を選出。二代目となる新会長にはモンゴル国の大手企業ガツォールト株式会社社長のL.チンバト氏が選ばれた。氏は、モンゴル国労働英雄賞受賞者(国民栄誉賞相当)でモンゴル国レスリング協会前会長でもある。モンゴル国のレスリングを世界的レベルに育て上げた実績が評価された。
同選挙には、元大横綱Kh.バヤンムンヘ氏、国会議員で元横綱のA.スヘバト氏、前首相顧問でヘンティ県ブフ連盟会長のM.フレルバートル氏の四名が立候補したが、他の3立候補者が辞退したため、チンバト氏が無投票で当選する形となった。
モンゴル国家ブフ連盟は、1990年12月4日に発足し、R.ニャムドルジ氏が26年間会長を務めた。ニャムドルジ氏は、ブフ宮殿の建設、リーグ戦の実施などモンゴル国のブフの改革と発展に多大な貢献をされたが、一方で、その「独裁的」体制を疑問視する声も多かった。
モンゴル国家ブフ協会初のビジネスマン会長は今後どのようにブフの舵を取るのか注目される。(文責:B@B)