東海地方子どもナーダムへの助成決定

10月8日、 岐阜県、愛知県、三重県における三つのモンゴル語母語教室が「第1回東海地方合同モンゴル子どもナーダム」(於愛・地球博記念公園)を開催することになった。在日モンゴル母語教室の活動は一般社団法人NARMAIモンゴルの支援対象の一つとなっているため、支援申請を受け、理事会で協議し、上記子どもナーダムに関わる諸費用の50%、つまり10万円の助成を決定した。

三つの教室には、3-9歳の50人ほどの子どもたちがおり、全員日本で生まれ育っているという。そうした子どもたちに伝統的なモンゴル文化にふれ、母語で話す機会を与えてあげたいという気持ちから親たちが企画。子どもたちに日ごろの母語教育の成果を発表してもらい、子どもたちの交流や親たちの親睦を図り、経験を語り合う場にしたいと期待を寄せている。子どもナーダムには親子100人以上が伝統的なアンダイ踊りを踊るほか、子どもたちによる歌や詩の朗読、三つの教室の子どもたちの合唱や楽器演奏、伝統的シャガイ遊びなどが披露される。

日本の社会にすっかり溶け込みながらも伝統文化を受け継いでいこうというみんなの姿が素晴らしい。楽しそうな子どもたちの笑顔が浮かんでくる。

文責:B&B

母語教室便り

こんにちは,アンダーモンゴル語文化in京都教室の担当者のハシンチムカです。ご支援頂きありがとうございます。
京都教室のみんな心から感謝致します。今後も恩恵を忘れず,子どもたちのモンゴル語教育に全力を尽くます。
京都教室は人数少なくて、中々集まらない状況ですが、今参加しているメンバーは毎回欠席なく全員参加で授業が進められています。今月の16-17日もモンゴル語教室のメンバー全員で京都花背山の家に一泊二日のお泊まりキャンプ行って来ました。子どもたちも親たちも共通点として、故郷離れて、海外暮らしのモンゴル民族であることやモンゴル語を学ぶ仲間として,語学や遊びを通して、大家族的な存在を育てつつあります。
子どもたちにとって、学校や保育園,近所で、他の子どもたちと違う自分がいるけど、自分みたいな海外育ちの仲間たちが大勢いることと自分たちの言葉や生活習慣があることを学ぶ機会になり、親たちもモンゴル語でいろいろ世間話をしながら仕事や日常のストレス解散をしています。
このような活動ができることや続けられることはNARMAIモンゴルのご支援のおかげだと心から感謝致します。
京都モンゴル語教室は小学生グループは読み書きや短詩,モンゴル絵本の読み聞かせ,モンゴル歌などの学習をして、幼児グループは単語や短詩,モンゴル絵本の読み聞かせ,モンゴル歌などを学習しています。
ご支援いただきました1万円は今後、子どもたちの発表会などで使わせていただきたいと思っています。今後ともよろしくお願い致します。(原文のまま)

 

編集記

アンダ・モンゴル語文化教室in京都は、2017年2月4日に発足したモンゴル語母語教室です。主催者は、通遼市出身のハシンチムカ&趙芙蓉で京都市南区を拠点に活躍されています。子どもたちが「モンゴル人としての自覚を持ち、学校や日本人の友達の前で恥ずかしがらずに自分を<モンゴル人だ>と胸を張って言えるようになった」そうです。
NARMAIモンゴルは微力ながらみなさんを応援してまいります。