名古屋場所は横綱白鵬の39回目の優勝で千秋楽を終えた。5月場所前に40回優勝を目指すことをはじめて明言した横綱だったが、その目標達成まで後一つとなった。「すごい」の一言だ。今場所はもう一つの金字塔も建てた。史上最多勝を三つも更新しての1050勝達成だ。いまや大相撲の白鵬史が綴られていると言っても過言ではなかろう。これからこの二つの大記録を同時に更新していくのが白鵬の偉大さ。努力は必ず報われる。そんな誰にも分かるが、だれでも簡単に達成できない哲学を改めて教えてくれた気がする。(B@B)
7月12日に挙行されたモンゴル国大ナーダムのブフ(モンゴル相撲)の512名のトーナメントで、多くのブフ・ファンの期待通り、フブスゲル県トソンツンゲル郡出身の国家ハルツァガ称号を持つTs.ソドノムドルジが栄冠に輝き、国家アルスラン称号を獲得した(大関相当)。準決勝は、同じく国家ハルツァガで、オブス県ウランゴム郡出身のO’.バトオルシホで、国家ガルディ称号を獲得。北京オリンピック柔道100級金のメダリストで、ボルガン県サイハン郡出身のN.トゥブンバヤルと国家ハルツァガでセレンゲ県マンダル郡出身のN.シャルガルバヤルがともに国家ザーン称号を獲得した。今年のナーダムでは、準決勝にアヴァラガ(横綱)の姿は一人もいなく、全員国家ハルツァガ称号力士が勝ち進んだことになる。またアヴァラガ以外のすべての称号力士が誕生する盛会であった。(文責:B@B)
大統領選、バトトラガ氏が勝利宣言
モンゴル国5期目大統領選は7日決選投票を行い、8日深夜50.7%の投票を獲得した民主党立候補者ハルタマー・バトトラガ氏(54歳)が勝利宣言をした。国内投票区数か所と海外の投票を加算しなくても過半数を超えたからである。
バトトラガ氏は、6月6日、チンギス・ハーンの生誕地とされるヘンティ県から選挙活動をスタートさせた。キャッチフレーズは、「モンゴルは勝つ」(Mongol yalna)。氏は、今回の選挙について、ただの大統領選挙ではなく、モンゴル国の主権、独立を確立する歴史的選挙であると位置づけ、国内結束、国益の重視、自由と正義と国民の尊重、経済復興と発展、生態バランス、自然環境の保全、新しい輸出の創出、平等な外交関係の樹立などをマニフェストに掲げ、国民の支持を得た。
元横綱朝青龍ダグワドルジを始め、国家勲章受章者で芸術家のソソルバラム、北京ピンピック金メダリストのトゥブシンバヤル、女流詩人ホラン、名ジャーナリスト・ムンヘバヤスガランらが最後まで支持を訴えた。
バトトラガ新大統領は、支持者たちに「大統領になった後の最初の仕事は国民を経済的困難から救い出すことだ」と訴えた。
バトトラガ氏は、モンゴル屈指の企業家であり、2008-2012年にモンゴル国交通運輸大臣、2012-2013年に農林大臣などを歴任。またモンゴル国民主連盟役員、柔道連盟会長も務めている。
モンゴル国の経済を立て直せるのか。国民の期待は大きい。(文責:B@B)