内モンゴル人作家アヨンガ氏の長編小説が英訳される

このほど内モンゴルの人気作家アヨンガ氏の長編小説『マンバ・ラサン』(MAMBA RASANG)がジム・ヴェルドン氏の英訳によりイギリスで出版された。同長編小説は、2012年に内モンゴル自治区の季刊誌TSOLMONに掲載され、大反響を呼んだ。オルドス高原を舞台としてオルドス・モンゴル人の社会およびラマ僧たちの生活を描いているという。2013年に内モンゴル人民出版社より書籍として出版。同年に中国語版『人民文学』に翻訳・掲載された。今回の英訳はこの中国語訳を基にしている。

アヨンガ氏は1947年にオルドス市に生まれた。多数の小説を世に送り、人気を博する。中国少数民族文学の頂点を決めるAZNAI賞、内モンゴルにおけるもっとも権威的な文学賞SOLONGO賞などを受賞。内モンゴルを代表する小説家であり、氏の長編小説の英訳はモンゴル文学の世界進出に大きく寄与するものである。

                                                  文責:B@B

 

情報源:内モンゴル週報(2019年4月2日付)により編集。