サインザヤーが国際サンボ大会で金メダルを獲得

2018年10月19日から21日にかけて、モロッコの首都カサブランカ市で開催された、「サンボ・マスター 2018」に中国代表として、100キロ超級に出場した、内モンゴル・シリンゴル盟出身のサインザヤー(43歳)が金メダルを獲得した。これはサンボの国際大会で獲得した中国初の金メダルでもある。同大会に世界29ヵ国の600人ほどの選手が参加した。

サンボとは、ロシア発祥の格闘技スポーツで、旧ソ連時代の各民族の23の格闘技を融合させ、かつ柔道や柔術、近代レスリング、ブフなどの要素も取り入れた世界最強の格闘技とも言われている。

サインザヤーは内モンゴルの有名なブフ選手だが、グレコローマンスタイル・レスリングでも中国内で数々の金メダルを獲っている強豪である。2000年にアメリカで開催された、軍隊グレコローマンスタイル68キロ級で金メダルを獲得し、一世を風靡した。2001年、2005年、中華人民共和国全国運動会(日本の国体に相当)で金メダル、東アジア大会(日本、2001)で銅メダルを獲得するなど世界的に活躍。ブフ大会で、128名のトーナメントで30回あまり優勝し、256名のトーナメントで優勝8回、512名の大会で優勝1回など素晴らしい戦績を残している。

23日、故郷に凱旋したサインザヤーをアバガ旗政府、家族および地元の皆さんが出迎え、喜びを分かち合った。

文責:B@B

情報源は、「シリンゴル・モンゴル語ラジオ」による。