元朝青龍が建国英雄の子孫に住居を贈呈

  元横綱朝青龍のD・ダグワドルジ氏は、61日の国際母子の日に合わせて、モンゴル国の建国英雄マンライ・バートル・ダムディンスレン(18711921)の孫に住居を贈呈した。

  ダムディンスレンは内モンゴルのフルンボイル盟(現フルンボイル市)バルガ族出身で、1911年からモンゴル人民革命軍に協力し、モンゴル人民共和国の独立に貢献した歴史的人物である。ダグワドルジ氏はダムディンスレンに昔からあこがれ、彼の遺留品の嗅ぎ煙草入れを高額で落札した経緯があり、またウランバートルの事務所にその肖像画を飾っているのだ。

  氏は数週間前に建国英雄ダムディンスレンの孫娘ラムジャブさんらがダルハン市内で老朽したアパートで恵まれない生活を強いられているのをニュースで知ると、「心が痛み、悲しすぎる。ぼくが崇拝する英雄の孫たちがこんな生活をしているのをはじめて知った。偉大な祖国で彼の子孫にこんな生活をさせてはならない。彼女はぼくのおばあさんと同じだ」と言って、家を二軒プレゼントすることをフェースブックで宣言。その約束を有言実行したのである。

  日本で横綱としての品格が問われた暴れん坊が、祖国ではその人間としての品格が称賛の声を浴びている。(文責:B@B

 

情報源:http://www.bataar.mn/10056685